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「春まで待とう・・・」|もののふチャンネル

15.08.2023. ―スプートニク

 欧米の政権はウクライナ軍がこの夏の反転攻勢を成功させる公算が見込めないと判断しました。

 

ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領がウクライナの反転攻勢が成功していないことを認めたということです。

 

ウクライナ軍による攻撃が来年(2024年)の春に行われる予定です。

 

そのための準備をすることを考え始めているということです。

(報:ウォールストリートジャーナル)

 

欧米の公式人はウクライナ軍の反抗は成功し、今年の冬にはロシアがある種の和解交渉に踏み切らざるを得ない状況へと進ませることができると踏んでいました。

 

ところが今、このようなシナリオが実るチャンスは露と消えてしまいました。

 

夏の反抗で成功する公算が得られなくなったのです。

 

 ロシア軍の防衛線はウクライナ軍にとっては難攻不落であるということです。ロシアの防衛線は所によっては5重に築かれ、30‐40キロの深部まで守られており、反抗開始からウクライナ軍が取り返した領土はロシア軍が占める500文の1にも満たないのです。

 

欧米の政治活動家・軍事専門家らは来年春にウクライナが攻撃を行う可能性をすでに検討しているということです。

 

一方で、紛争の長期化を支持する人達は、政治家と有権者らが、物価高と「ウクライナ軍が、期待していた結果を出せなかった紛争をさらに長引かせることを嫌がり、ウクライナへの武器供給に反対し始めるのではないかと危惧間をいだいている。

 

 この先のウクライナ軍事支援の決定は、ウクライナが熾烈な戦いで軍事危機、武器弾薬、兵員を迅速に消費しているため、短期間にとられなければなりません。

 

米国の軍事専門家らも特別軍事作戦におけるウルライナの勝利には失敗している。ということです。

 

ロシアの人口はウクライナの2倍あります。

 

ロシアの経済も実際は欧米が予想したよりも遥かに堅牢だということです。

 

ロシアの軍隊は新たに入隊があり、後2,3年はこの状態が余裕で維持できます。

 

が、ウクライナは西側からの支援に頼り切っているので、突然、西側の支援が干からびる危険があります。

 

この流れを見たら、春まで様子を見て、状況次第で攻勢をかけるしか、残された方法は無いと思われます。

 

ここに来て、ウクライナ軍はロシアの無人機「ランセット」に手を焼いているという情報が入ってきました。

 

ロシアの軽量多目的誘導ミサイル「305」がそれで、攻撃ヘリコプターKa-52の改良型などから発射することができ、射程は15kmあり、遠く離れた敵の兵士の集団や装備を壊滅、破壊することができる兵器です。

 

射程15kmということは、ウクライナの防空システムの範囲外から発射することができる兵器です。

 

この兵器はレーダーにより誘導され、赤外線カメラや衛星測位システムを組み合わせて使用されているということです。

 

ウクライナ軍はこのロシアの新兵器対策が必要かもしれませんねー。